過食症で怖いのは、ただ大量に食べるという事だけではなく、食べることが止められないが、その分体重が増えるのが怖いので食べた直後に、トイレで吐き戻しをしたり、下剤を大量に飲んだりという行動を繰り返す事です。
一日に何度も嘔吐を繰り返すことで、当然胃や食道を痛めますし、吐く時に出る胃酸で歯をぼろぼろにしてしまう場合もあります。
無理矢理、指を突っ込んで吐こうとするので、手の甲には「吐きだこ」と言われるたこが出来るのも過食嘔吐を繰り返す患者によく見られる症状です。
食べては吐くので、身体に十分な栄養素が行き渡らず、栄養失調のような状態になり、生理が止まり髪の毛が抜けてきます。
そんな状態の身体が美しい訳はないのですが、本人はもっと痩せなくてはと思ってしまう心理状態に追い込まれるということが恐ろしい問題点なのです。
また下剤や浣腸、利尿剤等「出す」ことで一時的な体重が減る薬を乱用することで当然胃腸の具合も悪くなります。
過食症の治療を受けて、徐々に健康体を取り戻す事で身体は修復する事はできますが、精神も病んでしまうと、自分に対して激しい自己嫌悪を覚えながらも、食べる事を止められない苦しみでどんどん追い詰められてしまい、重度のうつ状態になり、自殺を図ってしまう等取り返しの付かない状態を招いてしまう事もあります。